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怪物のkikiのレビュー・感想・評価

怪物(2023年製作の映画)
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構成が上手いなあああ。
クロスワード?上手く例えられない…

子どもの世界は、
子どもの視点にならないと本当に見えない。でも大人になったらそれは無理。  

大人は大人都合で物事を見て判断し、子どもを守ろうとする。
大切な子どもの言葉を信じる。

他人は他人で悩みや葛藤、人に言えないことがあり、社会がそれに蓋をする。

事実とは自分の目に見えることすべて。
逆に見えないことは事実ではないと考える。見えているものでしか物事は判断できない。

怪物なんていない、怪物を作るのは現代社会であり、弱い人間たちだ。

子どもの未来は明るい。乗り越えたら乗り越えた分だけ明るい。
映画は終わったけど、彼らの人生は終わらない。
野原を駆け回って眩しい太陽にいつまでも照らされて生きていて欲しい。



ときに嘘は人の人生を崩壊させる。大人よりも子どもの言葉の影響力、純粋さは恐ろしいものなのかもしれない。
言葉をすべて悪い方へ導き、拡散させるのは現代社会の闇そのもの。
狭いコミュニティで濃くなり、変換された言葉はひとり歩きし、広いコミュニティでさらに変換させられてしまう。

ストレス社会の解き方はなんだ?
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