映画を見てる最中ずっと心が動き続けてた。
最初から無意識に、この中のいったい誰が悪者?誰が怪物?という感覚で探りながら観ていたけど、中盤くらいで、誰も悪くないような、でも全員誰かには恐れられてるような、、と思い始めて途中でその答えを見失ってしまった。
そして自分が勝手な想像で、思い込みで、とにかく誰かを怪物に仕立て上げようとしていたことに気付いて、そんな思考回路に少し落ち込んだりもした。
誰でも誰かにとって怪物になり得る瞬間がある。自分自身はもちろん、誰かの何気ない言葉や、思い込みも、怪物になる。
関係あるかわからないけど、とあるシーンを見た瞬間「君の名前で僕を呼んで」がふっと頭に入ってきて、そこからなんだかそんな気がしてた。
ラストは立ち入り禁止の柵が無くなっていたことに気付かず、後から知った。そしてふたりのことを想像し、今も余韻に浸る。