このレビューはネタバレを含みます
怪物 だーれだ…
怪物とは、概念であり、実体ではない。
真実を必死に生きているものたちが、誰かにとっての怪物にもなり得る…
子ども目線の世界が心に響いた。
たくさんの説明はいらない、子どもどうし通じる世界。
2人がたどり着いたのが、行き止まりの線路でなかったら。
時が2人にまだまだ光を与えることを願う。
そして、叫びながら、背の高い草をかき分けてどこまでも走って行って。
それにしても、母親や教師の仕事は、難儀な割に本質の周りをぐるぐるしているだけである。
校長先生とみなとが吐き出した息がブゥワァーと空気を震わせて出ていった。
言葉じゃないんだな。
誰も自由な感じがしなくて、胸がざらざらして、もう一度、観たいと思った。
不穏な感じがひしひしする中、職員室の場面では笑いを隠しきれなかった…
学校とは、滑稽を通り越してこわいところである。