このレビューはネタバレを含みます
【 心の秘密を受け入れよう 】
「あの人は他の人とはちがうから怪物だよ。」という人々を怪物と呼ぶ。
生きていれば隠し事や秘密、悩みは尽きないもの。また、周囲に理解してもらえない、それどころか攻撃されてしまう世知辛い世の中。
でもそれでも前を向いて生きる。すると、理解者や同志が必ず現れる。たとえ少数派であってもそんな存在に巡り会えた時は至福な感情を抱くに違いない。皮肉なことにこの“幸せ”は、攻撃している人たちが得ることはない。そして広い世の中見渡せば、今の悩みが案外どうってことなかったことにも気づく。
だから自分を認め受け入れ、今を楽しむようにする。もう怪物は飽きた。ひとりの人間として生きるときなのだ。
燃え盛る炎はいつか消える。
降り頻る雨もいつかは止む。
晴れたらまた、歩みだそう。