構成が3つに別れて、話しが進むに連れ、伏線が回収されていく。
ただ、自分にはあまり驚きが無かった。
車から外に出るシーンが1番びっくりした。
映画としてもどう捉えればいいのか?
ホラー、サスペンス、サイコスリラー、青春、社会問題など。
好きなシーンはホルンとトロンボーンの所、電車の窓を拭く所。
『怪物』は人それぞれの心の中にあるということか?
瑛太さんが演じる担任の先生は1部と2部で受ける印象が全く違う。
これは、自分は真面目で普通の一般人と思っていても、周りからは『怪物』と思われているかもしれないということ?
もしくは、人は悪意なく先入観で物事を決め付けて判断し、批判しがちな『怪物』だっていうこと?
校長は人の心の無い『怪物』のようではあるが、子供と楽器を演奏するシーンでは、子供を救っているように思える。(自分自身の為にも言っているのだろうが。)
子供は優しさも邪悪さも全ての可能性を持つ『怪物』ということか?
人と違う自分を『怪物』と思い悩む繊細さを描いているのか?
結局、人は一面では語れないということか?
人=『怪物』ということか?
ラストは希望を感じる映像ではあるが、廃線の向こう側に待つのは良い事か悪い事か?
ただ、以上の考えも映画の1面しか見えていない『怪物』的な発想なんだろう。
『怪物』は私でした。