取り急ぎかなり面白かった
我が子の身体にアザを見つけたり、持ちモノをなくす／変な汚し方をするということ…を不審に思った母親が前々からの疑念を元に学校に相談に行くという出来事をきっかけに
家庭の事情や学校社会での立場に違いがある小学生A／B、
親、担任の教師、校長と
それぞれの目線を通して、
立場が変われば主観・正義によって、物事の捉え方が変わってくるという伝え方がめっちゃ上手い話
【メモ】
・当事者ではない第三者による無責任な圧力
・それぞれの立場での無意識な編集的（恣意的）理解
・同じものへの解釈によってその人の潜在的な意識／態度を知ってしまうこと
立場と視点を変えて同じ出来事をなぞり直すことによって、それぞれミスってるしそれぞれ正義があるよみたいなことが結構丁寧に分かってくる
視点を変えて繰り返されるストーリーの中で、演技自体は誰も変えていないけれど、
真意はまた別にありつつもそれぞれがいる立場や社会での影響から誰しも取ってしまう可能性のある楽な道／卑怯な態度の表れだったりすることも分かっていく
見ているこちらも最初は映画のストーリーラインを通した断片的な情報であーこいつのこの態度なんなん、こいつ悪いに決まってる、と判断していたこの映画でいうところの（怪物）を経させられるという巻き込み力
見終わった後に寄った友達の店で飲んでたらゲイの知人がホモの話なんでしょ？？って言ってて、どんな理解やねん笑まぁそうかもだけどそういうことでもないと思うよってなった
