自分以外の人間を少しでも理解し分かり合うことは出来ないのか
▼感想
監督×脚本×音楽この3人のトライアングルに役者達が入りえげつない布陣に正しく怪物映画でした。
3視点から物語を追っていく本作、お母さんと先生と子供達の目線、子供パートに入ってからはずっと泣いてしまっていた
最後まで見終わってもストーリーは虫食い状態でその空白を意図的に私達に託されているように感じ、空白にも旨味がある作品である。
湊と依里がゲームをしている山札の中には、怪物のカードも存在していたのでこの作品の中に怪物は確実に存在しているがそれはだれにでも持ち合わせている普遍性の形として表されているような気がした。
◆余談
怪物はこの映画を作った側の人達ですよ。
こんな作品に出会えるから映画はいいしエンタメっていいよね