めちゃくちゃ面白くて難しい
今年は映画全然見れてないけど今年ベスト候補
是枝裕和が監督って知らずに見ても是枝監督の作品やなぁっていい意味で分かる映画
色んな視点で描いていて、伏線回収が気持ち良い。安藤さくらの演技がやっぱり上手い。てかキャスト全員嘘っぽくない演技やから見てて「うわー」って思う事がない。是枝監督が安藤さくらを何回も使う理由がめちゃくちゃ分かる。
そして子役のキャスティングが凄い。柳楽優弥っぽい新人を見つけてくるのがうますぎる。自分が小学生やったからこそ分かる、小学生特有の社会を描くのも上手くて、一人の大人としてみんなが接してる感じも良い
分かった気になってて半分も読み取れてない気もするから、原作読むかもう一回映画見るかしてメッセージをもっと読み取りたい。
めっちゃ美しいと感じる映像でもあって、でも人間ってこんなに弱いんやなって思う儚さとか無力感とかもあって
エンターテイメントとしても面白いし、めちゃくちゃ人間社会を表してるストーリーでもある。誰が悪いわけでもないけど、どこかに責任の所在が必要で、事実とか主観とか客観のギャップ、視座視点視野の違いで物事が違う見方をされる
映画を観た後も謎は残っていて、でも一本の映画として完成度がめちゃくちゃ高い感じ凄いわ。是枝映画のモヤっと感＝余韻 やと思っていて、この余韻けっこう好き
