怪物の諒将のネタバレレビュー・内容・結末

告白も、カミングアウトも描かずとも、こんなに鮮やかに伝わってくる。すごい

上映前に、友達と最近高いから映画館でみる映画を選んでいるって話になった。
音響にこだわってたりアクションが派手な作品を臨場感で楽しむために映画館に行くという流れになりがちだけど、やはりこういう映画こそ映画館で観たいなと思った。

帰りに友人が「てか、なんでおれらだけカミングアウトしなきゃいけないの？」って言っていた。たしかに。本当に進んだ未来では、カミングアウトなんかしてもしなくても、同じになるだろう。
今はまだ社会が望んでいる幸せと、違う選択をしている人をどこか哀れだと思ったり、正そうとしている。

誰かにしか手に入らない幸せなんてつまらない。