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怪物のmatutake32のレビュー・感想・評価

怪物(2023年製作の映画)
3.5
是枝監督は大好きなので、少し多めに付けましたが、私
個人の感想としては3.2くらいです。坂元さんの脚本は
そのままであれば時系列がゴッチャゴチャ”過ぎ”てミス
テリーとしては失敗してると思うから。怪物はあの父子
親子でしょうが、「モンスター」浦沢直樹や「怒り」
(李相日・吉田修一)、「三度目の殺人」(是枝・監督)
が被ってしまってw

「怒り」では森山未來が真実の怒りを出す後半が良過ぎ
るし、鑑賞した方の?が多い「三度目の殺人」は恣意的
にわからなくしてるのが明白で(真実の全員犯人:オリ
エント急行:多数の刺し傷を隠す為に焼却、それを広瀬
すずの疑いで役所が撤回)、

今回の「怪物」でもそれが少々”ウザい”と思える自分が
いて(すみません:謝罪)はっきり言うとワザトラシイ
誰が怪物か?は誰が「悪人」(李相日・吉田修一)か?
と被ってしまう。感覚としては霧の中がボケボケに変化
してしまう。ミステリー脚本として見たからでミステリ
でない、人間ドラマだとしたらいいのかもですが、真実
は誰にもわからないのが現実としたら、

校長のひき逃げやネコ殺しを映像として見せる必要がある。
ネコの墓や校長の人格者映像は要らない。誰もが怪物であ
る必要があると思うのです。最後の父親と母+教師の嵐の
中の探索も生きると思う。誰もが怪物であり天使でもある。

全員が犯人「三度目~」からの推測で単に個人的感想です。
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