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怪物のlalalalabombaのレビュー・感想・評価

怪物(2023年製作の映画)
3.5
映画はどんなホラーでもグロでもスプラッターでも社会派でも行き着くところは娯楽である…だからこそそこに芸術や真実を見つけることができる。
そう思って毎日のように映画を観ているが、この映画を観始めてしばらくの間どこに娯楽があるのか?とみているのが辛くなった。シングルマザーがモンスターと呼ばれるようになりごく普通の教師が暴力教師になっていく様子をじっくりと見せられる。
怪物はどっちだよ!と思いつつ見ると途中からは視点が変わってくる。
このへんからおもしろくなってくる。
そしてタイトルの意味がぼんやり見えてくる。
好き嫌い善悪の問題ではなく,誰もが心の中で育んでいる怪物を描きたかったんだろうなと想像する。
それにしても回りくどい描き方だ。
尺も長すぎる。
エンドロールですほっと一息つくことができる。
レビューの中で涙がこぼれだと言う意味がなんとなくわかる気がする。
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