Nul1z

怪物のNul1zのレビュー・感想・評価

怪物(2023年製作の映画)
5.0
もう9ぐらいつけたい作品
この映画は、日本アカデミー賞で女優の安藤サクラさんが2冠達成して話題が上がってたので見た経緯があります。
逆に内容がわからないでみたから面白かったのかもしれない。
3つの視点があり「母親」、「先生」、「こども」という物。それぞれの視点の俳優さんの演技がとてもすごかったし、最終的に「あー、そういうことなのね」と繋がったり同時に現実世界の日本の「学校」が抱える色々な課題とか色々わかりそうな作品だと思った。
ものすご良い作品でした。まだまだガラパゴスな現実問題が多い日本が抱える「学校」の課題みたいなものが見えてくるさくひんだなと思いました。
映画の構成がすごく練られてて考えられてて本当に「怪物」がいるみたいな構成で、映画が進行していくところがすごい。一つの側面から見ると「怪物」がいるような作られてて、最後まで見ないと「本当の真実」はわからないみたいな撮り方でほんと是枝監督の天才的だと思った作品でした。音楽が坂本龍一作品で最期の作品となったところとか、若干14歳で舘ひろし設立の芸能プロダクション「館プロ」の俳優黒川想矢くん、若干12歳の柊木陽太くんと今後の活躍がちょっと楽しみな新人俳優さんが増えて楽しみが増えたところも見所の一つかも。
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