思っていたよりもピュアで後味が悪くなかった。
後半はとても好き。
緑が美しい。
少年たちの、あの時期だけの、言葉で説明できない心の震えが画面から溢れてきて、わけもなく涙が出た。草木の緑がまぶしかった。
だからといって、大人がおしなべて汚いというような簡単な話ではない。物事、そう簡単に白黒つけられるものではないのだ。
真実と事実はときとして違う。
神様？だけが知る真実はひとつだとしても、人の口から語られる事実は人の数だけある。
だからこそ、みんなで、嘘や誤魔化しなしに、1ミリでも真実に近づけるよう、努力をしなければいけないんだ。
と思った。
ちょっとだけ注文があるとすれば、永山瑛太と田中裕子は、どうしたって善人が似合う役者さん。演技力云々ではなく、観ている自分が勝手にそう（善い人役が似合う）と思ってしまうので、その分だけ没入できなかった。
できなかったけれど、見方としては間違ってはいないんだけど、、、ちょっと変な感じだった。
