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怪物のgaryのレビュー・感想・評価

怪物(2023年製作の映画)
4.2
1つのストーリーを3つの視点から描いて、タイトルである怪物は何なのかを問いかける話。

母親から見れば、息子がいじめられているのではないか、担任も校長も学校も心がなく子供を任せられない。

担任から見れば、子供のことを思って、クラスで起きていたことを解決させたつもりが体罰となり、言ってないことを学校のためと認めさせられる。

その息子は、普通、男らしさ、結婚、などの言葉が重圧となって逃げたくなって、不安定さゆえの行動を起こす。

その他、校長には校長のストーリーがあり、それらは全て本人にとっては真実。
噂話が真実になるのと同じで、見たいように、思いたいように感じたことが、その側面を真実として怪物になる。
事実はひとつだけど真実は人の数だけある、を描いた良作。

瑛太の演技が抜群にうまかった。
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