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怪物のeryuのネタバレレビュー・内容・結末

怪物(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

 「怪物」という作品名だったから、怪物は誰なんだろうと思いながら見始めた。お母さん目線の時はお母さんで、あと彼女かな?と思った。てまも子供目線になると、大人が怪物なのか?と思った。
 大人になっていくにつれて怪物が増えてしまっているのかなとか思ったけど、結局怪物って誰だ?そもそもいたのか?という結論?感想になった。
 子供達はただお互いのことが好きで、でも誰にも言えなくて、暴走してるように親には見えるけど、先生や大人たちからもそう見えるけど、実際はただ好きで好きな人と一緒にいたくて、助けたくて考えて考えて行動して、「好き」っていう気持ちに従って体が動いてて、大人になった自分からはそんな行動が危なっかしく見えたり、ハラハラして、なんでそんなことするんだ?と思っちゃうけど、心に正直に動く彼らはキラキラして見えた。
 これを見て、なんとも言えないすごく複雑な感情になったけれど、自分の中で結論が見えたとかじゃないけど「怪物」は誰でもなる可能性があって、自分以外の人からしたら自分は怪物になるのかも知れなくて、でもそれは悪いことばかりじゃないのかもしれないと感じた。「怪物」って本当になんなんだろう。
 あと、出演者さん皆さん本当に圧巻だったけど、中でも子供役の2人は、見ながら「え…」と絶句しちゃうくらいすごい演技だった。演じてるとは思えなかった。
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