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真実は人の数だけある、でも事実はひとつだという久能整くんの名台詞があるけれど。ここでいう事実は星川くんイジメかな。どうしてあんなにも天真爛漫でいられるんだろう。ある意味いちばんオトナだ。他人の価値観…
>>続きを読む安藤サクラさん演技にまず、ぐいっと持っていかれた。わー、なんて女優さんだ。
母親の早織の目線でみると、担任も校長も気持ち悪い。息子や担任に向けられた疑いとともに、しっかり私の中で“弱者”や“敵”が…
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ひとつの事柄でも、誰視点で見るかによってこんなに違うのか…
「誰かにしか手に入らないものは、幸せって言わない。しょうもないしょうもない。
誰でも手に入るものを幸せって言うの。」
校長先生の台詞には…
単純に見えて複雑、複雑なようで単純
物事は多面的で捉えるべき
ある一面で物事を捉えた時、怪物になるのは誰なのか
子どもは大人ほどの語彙力や考察力をもってないから、出来事に対して素直、だけど複雑なんだ…
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シングルマザーで一生懸命に息子を育ててる母親という早織目線で物語が始まるけど、キャラが上滑りしている。
学校に通い先生方に話すやり方や話し方も、もどかしくやり方も下手で。
母親から見る保利センと校長…
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うーん、やっぱり是枝監督作品あんまり好きじゃないんだよね。
社会的弱者・マイノリティに寄り添っているようで、貧困、同性愛、シングルマザーといった要素を記号にエモいものとして消費している感じが否めない…
誰しもが心に飼っている怪物、私の怪物はどのタイミングで現れるんだろう。
親子供、それを取り巻く環境が色々な視点で描かれていて、
パズルのピーズが組み合わさったみたいに物語が進んでいく。
是枝監督…
©2023「怪物」製作委員会