開明獣

PATHAAN/パターンの開明獣のレビュー・感想・評価

PATHAAN/パターン(2023年製作の映画)
2.0
メイド・イン・インド🇮🇳映画を観る😑

「シークレット・スーパースター」「盲目のメロディ」「ロボット」「ロボット2.0」「バジュランギおじさん」「きっとうまくいく」「レインボー」は、好きだったんだけど、「バーフバリ」「RRR」「エンドロールのつづき」は全然刺さらなくて、これも合わなくて、しょんみり🥺

そもそも、あの大仰なアクションが苦手なのかも🤔スローモーション多用で、すんごい大振りのジャンピングパンチ🤛の嵐で、あんなの当たる訳がないじゃーん、と冷めてしまうのでした😔

西洋スパイアクションのパクリ・・・あ、いや、パロディ・・・もとい、オマージュの多用も、もっと独自性だそうよ、と思ってしまったんだよねー😑かと思えば、あまりの荒唐無稽な展開に、これって・・・ギャグ映画なんだろうか??と、訝しく思ってしまう😒まあ、これがボリウッドスタイルなんだろうけど、ダブルオーやMI、ジェイソン・ボーンなんかと比べちゃうと、エージェントものにしてはリアリティなさ過ぎて、遥かに落ちるなあ、という感じでした😔

でもねー、何より拒否反応が起こったのは、これがインドイデオロギーの塊だったことなのよねー😣

もう一年以上も続いている、ロシアのウクライナへの侵略戦争。西側諸国がかなりの支援をウクラナイナへしているのに、中々終わらない理由は、中国とこのインドという二大大国がロシアのバックにいるから。要はインドはならずもの国家を支援している急先鋒な訳ですよ。本作でも、「ロシアは友好国であり同盟国である」と明快に言ってるもんね😳そんなの、作品と関係ないじゃーん、と、言う意見もあるかもしれない。でも、どんなにかっこよくて素晴らしい作品でも、「ネオナチはクールだ!!過去のドイツを応援するぜ」みたいな映画があったら、支持する??

もう一つは、他のフォロワーさんも指摘されてたけど、愛国主義丸出しの、インド右系の作品だったこと。「インド万歳!」「命を賭けて国を護る」みたいのが、どーだかっこいいだろー!!的に全面押し出されていて寒かったです😨たとえば、仮に岡田准一くんが海外で大活躍するエージェントの映画があったとして、「日本万歳!」「日本こそ最高の国だ、この国のためなら死ねる!」なんて台詞連発の映画があったらドン引きしない?

かつてドイツ🇩🇪が国策でヒトラー指示のもと、ベルリンオリンピックの記録映画つくったんだよね。「どーだドイツすげーだろー!!」って。作品のクオリティは高くて、当時はアメリカ人も興奮して楽しんじゃったんだけど、その後はご存じの通りです。プロパガンダ映画は怖いなあ、と思うのです。そんなの考え過ぎ、という意見も、ごもっともだとは思いつつも、事実に反する脚色で観る人を熱狂させたレースゲームの宣伝映画や、デマによる洗脳によって人が人を殺す怖さを描いた映画なんかを観た後だと、余計に気になってしまうのでした😔

楽しまれた方には申し訳ないんだけどね・・・😭

先にも述べたように、好きなボリウッド作品だって沢山あるのです😌今後もそういうのに出逢えるといいなあ🤔
開明獣

開明獣