『RRR』が一大ムーブメントを巻き起こし、いまや空前のインド映画ブーム。
その流れに乗るよう、エレガントにダイナミックなゴリ押し展開。
でも、インドはこれで良い!
全体的に高評価なのも納得の出来栄えだ。
VFX全振りアクションにバキバキに鍛えられた身体、ヒロインも超絶可愛く美しい。
つまり…究極的に視覚で楽しめちゃう一作。
アクションの中に難解なミステリー要素を含む作品やサスペンス/スリラー系がトレンドだけれど、これは真逆。
そういった意味では時代に逆行しているかのようなシンプルさが持ち味。
最初は敵側だったヒロインに対して「なんで自分を信じてくれたの?」の返答が「顔と性格」って…ド直球で最高でしょ。
イケメンこそ最強の武器。
そして、なんの脈絡もなくみんな躍りだすMV風ダンス(リップシンク付き)
内容はハードなのにどこかゆるい空気感はインドからの“サワディーカー”&“コップンカー”(言いたいだけ)
潜入して、バチバチやりあい、撃って、殴ってのてんこ盛り。
鳥人間対決までやってくれた日には「なんかもう凄すぎる…としか言葉がでない(語彙力死んだ)どこまでいくんだ、この人達は?」
スケール感のデカさが突き抜けたエモーショナルなアクション大作。
ただし…歴史的背景を探ったり『ミッション・インポッシブル』等の本格アクション志向のものと比べると、作り物感はフルMAX。
ここは人によって好みの分かれるポイントかな。
なので、頭空っぽ脳死フィーバーしたい時にオススメのヤツです。