ビッグスケールなストーリーと素晴らしいテンポ、そして圧倒的なアクション。インドエンタメ映画はラージャマウリ監督だけではなくベース自体がスーパーハイレベルになってるんだなぁと実感。
スパイ映画の王道のロシアより愛を込めてとかM:I-2辺りを上手いことパクって綺麗にまとめてる。劇場版カウボーイビーバップにも似てるなぁと思いながら観賞。元ネタと思われる映画が全て大好物な僕にはご褒美のような作品でした。
ハリウッドも日本もマンガ映画しかほとんど公開されない中、そうそうこういうのが観たいんだよ！という30代40代オッサンホイホイ映画です。
そんなストーリーやアクションよりも西側にも東側にも属さない国から見た世界観がとても新鮮で印象的だった。インドの立ち位置から観るとロシアとヨーロッパはこういう相手として観えてるんだぁとか国家の最重要防衛ラインはここなんだぁとかなるほどの連続でした。アメリカなしで国家と世界の危機を描けるなんて…奴隷国家日本では絶対できないなぁとこれが一番羨ましかった。
