釣り!高校生!
もはや、特殊な組み合わせではないのかも。
『放課後堤防クラブ』というマンガもあり、
"テーマ買い”したことがある。
(なんとなく面白そうだと感じた時の私独自のマンガや小説の購入衝動)
それと同じカンジでレンタル。
序盤の初の堤防釣り場面の雰囲気や台詞回しに、
「演劇っぽいなー」「若手だからか?」と思ったが、
監督は『アルプスタンドの端の方』の方なんですね。
あれを初めて見たときも、同じことを書いた気がする。
その場面のあとは、演劇的ではないんだけど。
冒頭のいじめの場面は、本当に苦しい。
どうして平然と、あんなことをできるのか。
相手の心に思いが至らないだけでなく、自分が嫌いにならないのか。
いじめめる連中とは対比的に描かれる、新しい場所の高校生たち。
本当に楽しいことが目の前にあったら、
いじめとか他者批判とかに走らずに、
楽しさを人と分かち合うようになるのではないか・・・と信じたい。
今いる世界が全てと思いがちな若い頃。
世界と戦うのも1つの選択だけど、
無理せずに、違う場所に行って、居心地がいい世界を見つけるといい。
そこで充電して、「私、大丈夫」って分かって欲しい。
きっとどこかに、そんな選択の世界がある!
こんなゆるーい、再生の話。好きです。
「映画とは!」みたいな見方をしたら、どうなのか知らんけど。
そこら辺は、私にとってどーでもよいことで。
んで、釣りの話を見ながら、
年末の今日は、ぬる燗にて地元の安い酒を飲みました。
あては、からっと揚げた、小エビとブロッコリー&いわし。
この映画にマッチしていました。
「めざしは魚ちゃう。加工食品や!」
「嘘やったらはりせんぼん飲ますで。
針千本のことやないで。魚のハリセンボンやで!」