本日の一本。1600円で60分未満かぁと上映前は若干ぶーたれていたがこれは大変失礼であった。おみそれしました。
最初から最後まで撃ち合い逃げ合い謀り合いのスーパーノンストップムービー。この満足感は並の映画では成し遂げられない。長い時間をかけて待った甲斐があったものだ。
今までも奇想天外な作戦を数々画策してきた大洗女子があんこうチームを失い、これからどうなってしまうのか…というストーリーであったが彼らはもう寄せ集めチームではなく戦車道の新鋭として多くの経験値を得た。その経験力がいかんなくスクリーンに、我々に見せつけられる。長い時間の中で彼女らは確実に成長しているのがわかると共に、私達もこんなに歳をとったのかと思わせるある意味切ないシーンであった。
後ろに聖グロリアーナ対黒森峰が控えていたからか継続の掘り下げは深くないが、サウナ要素を前面に押し出すごり押しスタイルはサウナーとして満点を与えたい。早速この後サウナに行くことにした。
特筆すべきはゲレンデを一気に滑り降りる、これまでのガルパンの常識を覆す超ハイスピード戦車戦。目まぐるしくカメラが、プレイヤーが動き回り、歴代シリーズでも屈指の大乱戦を見せてくれる。逆に見辛いことは否定出来ないが、それでも全く新しい戦闘は底しれぬガルパンパワーを感じることだろう。
最終章シリーズでは迷いなく最高傑作の出来栄えでシリーズでも劇場版に継ぐ出来と言っても良い。勿論映画館で見ることをオススメするが、私個人は爆音上映や4DXなどで見なかったことはちょっと後悔している。何故なら劇場版であれを一度味わってしまうともう戻れなくなってしまうのだ。ガルパンの沼は深い。
