かゑる

ガールズ&パンツァー 最終章 第4話のかゑるのネタバレレビュー・内容・結末

1.0

このレビューはネタバレを含みます

映画としてはそれなりのクオリティなのだと思う。
映画館で見ただけあって戦車道戦はとても迫力があった。

以下ド不満不平です。

まずストーリー展開が自分で想像していた中で1番最悪の展開になってしまった。
①決勝が聖グロ戦になった。
聖グロは各校の中でもかなり好きなほうなので本来ならば応援したいところなのだが、自分は「優雅さを優先するあまり決勝までは行けないけれどいつも上位にいる高校」というのが良いと思っていたし、「大洗には唯一負けていない」というのも格好よくて好きな要素だった。
だから「なんとしてでも、泥水を啜ってでも勝つ」というモチベーションでやっている学校を倒して決勝まで来てしまうのは正直萎えるし、決勝に行ったからには恐らく大洗に負けてしまうのだろう。(例えこれで大洗に勝ったとしてもそれはそれで物語としてどうなのかとなるのでいずれにせよ地獄)

②島田愛里寿の聖グロ加入。
この最終章中に何処かの高校に入るフラグは立っていたし、センチュリオンに乗っているという点でかなり不安に思っていたのだが。
断じて島田愛里寿のことが嫌いなわけではないのだがこのキャラは正直チートキャラなので加入した時点でめちゃくちゃ目立つことが確約されている。
つまり元より聖グロで今まで頑張っていたキャラ達はどうなるのかと。
自分はオレンジペコが聖グロの中では1番好きなのだが、彼女が次期隊長として頑張る時期なのに対してそれより年下の実力がある人間が入ってきて活躍の場を奪われるというのは大変腹立たしいのである。
しかしワンチャン次期隊長の座を奪われることさえ危惧していたのではっきり「オレンジペコが次期隊長である」という発言があったのはとても安堵したこれさえ奪われてたらガチ泣いてた。

③そもそもの大洗の扱い
これは4話からの話ではないので今更なのだが
「無名弱小校だった大洗が強豪校に挑んでいくアニメ本編」、「今まで戦ってきたライバル達と手を取り更なる強敵と戦う劇場版」、に対して最終章では「既に大洗は全国大会優勝校でありそれに立ち向かってくる他校」。という構図になっている。
うんその時点で大洗が勝つのは必然だし今回戦っている理由も理由なので負けても痛みは薄く…となるとあまり気持ちが盛り上がらないのである。
しょうがないね。

しかし今回やたら次期隊長の話題を出していたので恐らくこの最終章が終わったら次の世代の何かをやりたいのかな…と感じるがそれにしても映画の公開ペースが遅すぎるしどれだけ時間をかける気なのかと。
次の世代に繋げる話を作るにしてもこんだけ時間をかけてやる必要性があるのかと。
これ映画1本で良かったよなと。
戦車道戦も今回画面が揺れすぎ速すぎで何が起きているのかわかりずらい場面も多かった。
劇場版までがすごく好きだっただけに最終章の蛇足感が否めない。
かゑる

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