@TOHOシネマズ日比谷
原作はいまだに読んでいないですけれどドラマは全部観ていたので楽しみにしてました。人気も上々みたいで、TOHO日比谷の1番大きいスクリーンでの上映でしたので、なかなか迫力もスゴかったです。確かに、連ドラの映画化でありがちな「TVの2時間スペシャルで良かったんじゃね？」感は、この台詞劇というスタイルの作品という事もあって多少は有りましたが、日比谷の特大スクリーンと大迫力音響がそれを忘れさせてくれました。
物語は広島が舞台で「犬神家」や「金田一少年の事件簿」を思わせるようなストーリーでした。登場人物を把握するのに、私の最早人の名前を覚えられない頭では最初苦戦しましたが、分かってからはストーリー自体はまとまっていたと思います。ちょっと非現実的なところは有りましたが、そこが映画のスケール感だと思えばまぁ。
この作品は、刑事物でも無いですし、ちゃんとはしてましたがただのミステリーでも無いですし、完全なヒューマンドラマでも無いですが、やっぱりまた見たくなるのは整クンの名言の数々に色々考えさせるところがあるからですかね...
今回、特に私に刺さったのが
「子供はセメントが乾く前なんです」
「下手に見えたという事は、それだけ目が肥えたという事です。下手に見える時が伸びしろです」
素晴らしい言葉の数々だと思います。これらはあまり関係なさそうですが、やはり原作者の田村由美さんが女性ならではの観点で、様々な名言を出してくる。それが新鮮味もあり、非常に勉強になります。私自身も子育ての面でも、気をつけなければいけませんね。
多分ドラマ観てなくても全く問題無く観られる映画だと思いますが、終盤に松嶋菜々子さんが出てきて、「ここでかー」と思いましたし、ドラマのレギュラーの面々がちゃんと出番が有ったのもドラマ勢を観ていた人たちも一応くすぐるようになっていたと思います。ガロ君の使い方も含めて、まだまだ続編が有りそうな終わり方になってます。原作の漫画の中でも登場していないエピソードが有るようなので、TVか映画でまた次回作期待してます！
「子供はバカじゃないです、あなたは子供の頃、バカでしたか？」
