はる

ミステリと言う勿れのはるのレビュー・感想・評価

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)
3.5
ここ2日でドラマ版をイッキ見してから鑑賞しました。今回は久能くんが広島にて跡目争いに巻き込まれる犬神家スタイルのストーリーで、個性豊かなキャラクターに囲まれ一族の過去に迫るというもの。

久能整語録の気持ち良さと観察眼の鋭さは相変わらずですが、残念ながらカレーを作るチャンスはありません。物語のサイズ的に映画の2時間尺に収めるのには丁度いいエピソードだと思いますが、物語の強度だけで言えばドラマ版の方が秀逸なものがあったように思います。特に第10話の門脇麦のエピソードなんて非常に素晴らしかったのでどうしても比較してしまいます。とはいえ映画だからといって気合いを入れすぎて型を崩すような事はなくドラマ版の雰囲気そのままなのは良かったと思いました。

我路や警察のメンツが活躍するシーンがなかったのでそこらへんは是非とも続編に期待したいです。伊藤沙莉と尾上松也の掛け合いが大好きなのでもっと観たいんですよね。久しぶりに邦ドラマの映画化作品を観たような気がしますが楽しく観られました。
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