ねぎおSTOPWAR

The Distributors(英題)のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

The Distributors(英題)(2022年製作の映画)
3.4
ディストリビューションが流通なんで、ディストリビューターはこの場合流出者、流布者、拡散者?・・さあ邦題はいったいどうなるか(2023.8月現在まだ日本公開未定)

一般人が撮影した個人映像、あるいは意図的に隠し撮りした映像、画像をwebにアップする行為・・これがこの映画の主軸になります。だから The Distributors


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冒頭、主人公のパク・ソンフン演じる教師が、隠し撮りしていた二人の生徒を懲らしめています。そしてスマホの中の映像を消して「退学にはしないから誰にも言うなよ。俺だからこれで済んで、他の先生だったらヤバかったからな」と。
そしてこの教師は婚約中ですが、婚約者が海外に行っている間にクラブで羽目を外します。そこで撮られた酔っぱらいの全裸映像が・・・
自身の過去の流出映像事件や様々なことが絡みながら深まる謎と共にクソ人間たちがずるずると沼に引きずり込まれます。


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もうね、え?<共感>?ないない😆
被害者女性には同情するけど、基本的に男たちはしょうもない・・。

どうしてもこうしたストーリーだと、教訓めいた受け取り方にならざるを得ないかなあ。



これ製作、配給にKBSの名前がちらほら。
日本のNHKの立ち位置のKBSが現在の韓国映像界での危機感から動いたように見えるんですけど、スタジオドラゴンの製作したものなどに比べると・・
エンタメとしての側面、起用俳優の力、映像的な面白さにおいてもっとやれたんじゃないかって。そんな感想を抱きました。


〈705〉