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すべての夜を思いだすのすGOのレビュー・感想・評価

すべての夜を思いだす(2022年製作の映画)
4.3
映画が実現した最良の「わが町」だと思う。ソーントン・ワイルダーがこの戯曲を書いた時の祈り、それぞれのわが町を祝福しようという願いが、時や場所を違えて形になったのだ。登場人物の1人が、今とは違う生活も続いている、みたいな事を言うシーンがあるけれど、それは異世界ファンタジーみたいに「あるかもしれない」、あるいは「あったかもしれない」という夢想を語るのではなく、現に「ある」という力強い宣言であり、この言葉でニュータウンと名付けられた街が、4500年前と接続されてオールドタウンになったように思う。
見上愛さんは間もなく大河に登場、公開予定の作品もあり、今年を代表する顔になるかも。
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