煙

すべての夜を思いだすの煙のレビュー・感想・評価

すべての夜を思いだす(2022年製作の映画)
3.5
傑作『どこまでもいこう』と同じく多摩ニュータウンが舞台。冒頭の電車をもう少し長く観たかった。タイトルまでのひだまりにいるバンドの会話。長回しが良い。台所の食器棚からの道路。例えば和菓子屋のくだりはカットで割らなくても良かったのでは。いい天気と言いながら暴風だったり。道路の広角の画面はどうか。夜パートが良い。劇中音楽でユーモラス感が出てしまう。写真屋店員の顔が暗いのが良い。ダイの撮影した冬の花火の写真。バスを上から映す。そこの道の人の行き交いを眺める検針員。滝口悠生が通行人役で出演。
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