外国映画で誰かわからなくなる君

すべての夜を思いだすの外国映画で誰かわからなくなる君のレビュー・感想・評価

すべての夜を思いだす(2022年製作の映画)
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2024年5月1日横浜シネマジャック&ベティにて鑑賞。
 なにか掴み所がない映画。エンタメではないし、アート系とも違うと思う。群像劇(もしくは連作短編集)なんだろうけど、あらすじを書くのが難しいくらいストーリーも目的もよくわからない。
 こう書くと置いてきぼりにされて居心地の悪い映画と思われそうだけどそんなこともなかった。ギャグじゃないトーンでギャグが飛び出すし、ちょっと不穏な雰囲気もしてワクワクする。
 何度か観ると伏線(と言っていいのか)や一回目では見えてこなかった真実に気づくのかもしれない。
 見上愛の首が細い。
 花火のシーンでなぜか鼻の中に花火の匂いを感じました。脳に作用する力がある映画かもしれません。
 最前列よりも画面全体が把握できる席をおすすめします。
 パンフレットか何かをオファーした関係者の性暴力騒動が起こったこの映画の前の予告編で観た#MeToo映画『ブルーイマジン』も観たい。