ディズニーxピクサーって絶対ハズレないよね。
エンバーとウェイドの恋愛物語も良かったけど、それより心に刺さったのは「多様性の尊重」を呼びかけてるところだった。
この映画で登場するエレメンタルシティーは水属性の民族？がメジャーになっていて、後から移住してきたファイア族は割とマイノリティのように描かれている。
そこから発生する色々な差別や民族間の揉め事など、現代社会をそのまま移したかのような演出がすごく印象に残った。
特にアメリカなど色んな人種の人が集まってる社会ではいわゆるダイバーシティの尊重が当たり前に唱えられてるけど、アメリカ社会の「主流」を成すのは依然として白人なわけであって、他の人種(黒人、ヒスパニック、アジアンなど)は今も社会のあらゆる場面で差別と戦いながら生きている。
言い方は悪いけど、アメリカ社会のあらゆる要職につくのは白人が大半であって、彼らにとって他人種への尊重は非常識に見えないための「配慮」にすぎない側面も少なからずあるでしょう(みんながみんなではないだろうけど…)。
もちろん人種だけじゃなくてLGBTなど性的嗜好なども例外ではない。
そんな厳しい世の中で、「ちょっと違っていても分かり合えるよ」といったメッセージを投げかけるような試み自体は凄い良かったなと思う。
ディズニーとか最近こういったPolitical correctnessの追求で炎上したりもしてたけど、理不尽な差別を無くそうというメッセージを広めること自体は全く悪いことではないと個人的には思う(ただ、マーメイドプリンセスの件はちょっとベクトルが間違ってたような😅)。
もちろん、エンバーのようにマイノリティの人も社会で認められるための最低限の努力は必要になってくるだろうけど！
結論：オススメです、ぜひ観てみてください🥺
