マイ・エレメントのもとしょんのネタバレレビュー・内容・結末

人種差別系の作品かと思ってたけど、エレメントたちは差別的な感情でいがみ合ってるわけでもなく、移民２世を描いた映画と言われて納得。
しきたりに縛られずに自分の気持ちに正直に動いていく主人公たちの姿は「ウエストサイド物語」に重なった。

そういった点で純愛に振り切った２世たちのストーリーはまあ良かったけど、個人的には父親の変化が良かったなと。

親から送り出されず辛い思いで日々を送った過去を持つ父親が、娘の決意を受け入れて送り出すラストシーン。冒頭の夫婦の表情との対比で、最後のエンバーの清々しい横顔は親の愛情あってこそのものだと思うと泣けた。

ついでに前職でメンタルボロボロになって転職しようか悩んでた時に、父親から「君がどんな判断をしても応援するよ」ってLINEもらったのを思い出した。
そう言ってくれる存在がいるのは、何よりの力になるよね。