フジマークス

マイ・エレメントのフジマークスのネタバレレビュー・内容・結末

マイ・エレメント(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

大傑作
とくに印象的だったのは、お互いが相手の能力、魅力を目の当たりにした時に、毎度のように物凄く驚き、目を輝かす様子。
全く違う2人だからこそ、相手の習慣、ふるまいが珍しくて、価値がある。だから楽しい。
これは男女2人でなくても、人種の違う2人でなくても、違う環境の2人が触れ合った時に、今までにない気づきをしたり、面白いことが起こったりする。
新しい出会いがあった時に、最初は違いにびっくりするけど、でもすぐに一緒に居られると気づく。
物凄く普遍的で、どの時代の人が見ても感動する映画。たくさんの人と知り合って、一緒にいたいと思えるような映画。

小さな子供がみても楽しめるように、物凄くテンポが速くて、初めから最後までずっと楽しい。エレメントの動きの仕掛けが面白すぎ。あまりにも高い見せ物性。子どもたちの楽しみのために、ディズニーの大人が本当に頑張って残してくれた作品。
それが嬉しくて、ずっと泣いてた。
「すべての大人たちの中にはかつての少年少女が棲まい、すべての子供たちの中にはいずれ現れる大人が眠っている。」
(『失われたものたちの本』より)
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