この映画の唯一の欠点はPRの下手さだと感じた。
よく映画をみにいくので劇場で本作の予告をよくみたのだが、なんの映画なのか分かりにくく、最初はエレメントの世界の差別を題材にした映画かと感じていました。
しかし、本編はそんなことはなく、完璧な恋愛映画なのである。
主体となるのは4つのエレメントであり、火は他の3つのエレメントから虐げられているし、火の主人公のエンバーの父は他の種族との関わりをもつこと自体に反対的なのだが、それすらも主人公のエンバーとウェイドの2人の恋愛の障害になっておりそれを乗り越えることで更に2人の距離は近くなるのである。
終盤にはこの街に対する大災害が起きるのだがそれすらも2人の恋愛の壁になっているという、全てが恋愛を中心とした物語となっているのである。
ダムに穴が空いてそれを閉じないと水が溢れ出てしまう場面や、水のエレメントであるウェイドがエンバーの母に花火のようなものに火をつけるように言われる場面があるのだが、そういう場面をエレメントだからこその解決方法で解決していくのでかなり面白く勉強にもなります。
素晴らしい2人の恋愛模様を是非、その目で体験してみてください。
