ペアレンツと呼ばれるアンドロイドが人類のパートナーとして存在する未来を舞台に、不法投棄されたアンドロイドの「ふらわー」と家族を事故で失った青年の友情を描いた映画。

「もえたん」などのイラストで知られるPOP氏が手がけたアニメーション映画。
キャラクターデザインはかなりのロリ系なので人を選ぶ。
記憶を無くしたためポンコツとなってしまった役立たずの少女型アンドロイド「ふらわー」を可愛いと思えるかどうかでまた評価が変わりそうだが、キャラクターの表情や動きは凝っていて背景も美麗なので美術的な部分でも楽しめる。

ただ、二人が共に暮らす中でパートナーとなっていく部分と、ふらわーが故障をしてしまい青年がなんとか修理しようとする展開が、この題材からしたらごく当たり前のありきたりな物に思えてしまった。
30分しか無いので仕方ないが、ふらわーを棄てた元のパートナーとの関係や、青年が事故で無くした家族との描写などいくらでも掘り下げようのあったエピソードを断片的にしか見せていないのは素直に勿体無い。

「こわれかけのオルゴール」というタイトルからすると、ラストシーンで青年が持つオルゴールの中で光る部品はふらわーのものだろう。
一夏の切ない物語だったが、感動するにはひと味足りない気がした。

CV:浅野真澄は見ている間気付かないくらい可愛らしい声でした。

30分は不完全燃焼感が、、

前の家族のことも、けいいちろうの家族のことも、他のペアレンツのことも、先のことも、
圧倒的説明量の少なさで、それがいいと思えるよりもモヤモヤが多く残ってしまうって感覚。

あと、絵と声がかなりロリだから苦手な人は苦手かも。
ペアレンツって名前も気になるなー。

もう少し感動する作品だと思ってた
短いせいか物語も割と謎を多く残して終わってしまう
フラワーの最後があまり描かれずに終わるのがちょっと物足りなかった