ジェット・リー主演のワンスアポンアタイムインチャイナシリーズがヒットしそれに便乗して黄飛鴻映画が量産される中、かつて飛鴻を演じたジャッキーが「俺が決定版を見せてやる!」と思ったかどうかは知らないが、16年ぶりに再演した映画。
前作から何年経ってるのか、本作の飛鴻が何歳なのか不明(ちなみに史実では16歳の時に父を亡くしている)なんだが、さすがに自分より年下のアニタ・ムイに母親役っていうのは「いい加減にしろっ」だな。それはさておき。
記憶が曖昧なんで間違ってるかもしれんけどこの頃のジャッキーって格闘アクションよりもスタントに重きを置くようになってたと認識してるんだが、本作では序盤から最後までカンフーアクションの出血大サービス‼︎さすがに長回しで撮るとかは無かったけど、気合い入りまくったキレのいいアクションを存分に披露してくれて大感謝‼︎あの竹を使ったアクションってもしかして「西遊玹歌」の元ネタかも。
ただストーリーの散漫さとか、ギャグの寒さとかは結構ノイズになった。昔は(少なくとも香港映画見る時は)そんなの気にして無かったのに歳を食って体質が変わってしまったんだろうか?
そして口からシャボン玉を出すエンディングを見て微妙な気分になったんだが、そのあとカットされたシーンを確認して納得。「それ口にするのヤバくね?」って思ってたらやっぱりそうだったという、まあカットしたくなるのは分かる場面。
なんだけど、自分的にはこの幻の?エンディングを見たことで評価が上がった。ここまでどうかしてるオチを持ってくるんだったら、そりゃストーリーやギャグに難点があっても全然OKっすよ‼︎よくこんなの思いついた‼︎‼︎
おまけ:アンディ・ラウは何しに出て来たんだ?