春とヒコーキ土岡哲朗

酔拳2の春とヒコーキ土岡哲朗のレビュー・感想・評価

酔拳2(1994年製作の映画)
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隙と常人離れのギャップ。

お母さんが良いキャラ。夫に隠れて麻雀をやり、息子が敵に絡まれるとかなり喧嘩腰の、大人しさゼロのお母さん。夫の前では怒られないように急にか弱いふりをするが、それも暴れてるときの熱量のまま、大げさなか弱いふり。
人参をどこかにやってしまったという、バトル映画の軸にするにはよく分からない話を引っ張り、それが後半から急に悪の組織との戦いになるいびつさも愛らしい。何の因縁があって戦っているのか印象に残らない。
でも、拳法のシーンがかっこよい。他の部分の親しみやすさと打って変わって、超人技。酔っぱらっている姿など、ユーモアもたくさんで楽しませてくれているが、その余裕も少し怖いくらい、拳法が俊敏。