Omizu

遥かなる我が子のOmizuのレビュー・感想・評価

遥かなる我が子(1946年製作の映画)
3.5
【第19回アカデミー賞 主演女優賞受賞】
『風と共に去りぬ』メラニー役で知られるオリヴィア・デ・ハヴィランドが最初にオスカーを獲得した作品。

戦時下のロンドン、若い娘ジョディがたまたまやってきた将校の子供を妊娠してしまう。拾い子として育てようとするが…

オリヴィア・デ・ハヴィランドはちょっと苦手。真面目すぎる感じ。硬いというのかな。演技も佇まいも。本作もそのイメージを覆すものではなかった。

とはいえ演出はよかったし、この役にはハヴィランドは合っているかも。後半、目の前に息子がいるのに伝えられない、その目の演技はよかった。

アーカイブから字幕なしで観るしかなかったので大半のセリフは分からなかったのが残念。音と映像がどんどんズレていってしまった。あと編集がちょっとおかしいところがあるのが気になる。テレビでやったのかな、ここでCMかなと思うタイミングがいくつかあった。

全部理解できたわけではないけど、ハヴィランドは頑張っていたし、ノワールっぽい人間ドラマでいい映画だとは思う。
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