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遥かなる我が子のlemmonのレビュー・感想・評価

遥かなる我が子(1946年製作の映画)
4.6
ずっと観たかった作品。

物語の設定自体が強烈すぎて、強引に描いている部分はあるが、母性あふれるデハビランドの名演に泣いてしまった。

母親って本当にすごい。ほんとの無性の愛って母親以外ない気がする。

歯痒い中盤からの展開に、ラストはいろいろ観た人で感想が違ってくるだろうが、筆者はこれで良かった。たぶん違えば名作ステラダラスに匹敵したのかもしれない。(先日観た母の旅路に通づるか)


デハビランドはデビュー後の可憐な少女時代を得て、本作から良くも悪くも目力鋭い怪演女優に変貌していく。いやーたまらんわ。ほんと観たかったので楽しかった。

本作以降、暗い鏡、女相続人、見知らぬ人でなく、不意打ち・ふるえて眠れと続く。風と共に去りぬなどの可憐時代も良いが、やっぱり自分は後期のデハビランドが好きだ。(謎の佳人レイチェル観たい!!)

勝手だけど、裏の顔はめっちゃヤな女だと思ってしまうんだなあ(笑)
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