ペコさんに教えてもらうまでピーター・ジャクソンがこんな映画撮ってるとは全く知りませんでした。。
年代で言うと『バッド・テイスト』と『ブレインデッド(※大好き)』の間で作られた作品で日本では東京国際ファンタスティック映画祭で1回上映されただけのようですね。
変態度数で言えば上記の2つより上ですね。改めて思いましたが、よくこんな映画を撮り続けて『ロード・オブ・ザ・リング』とかで抜擢&大ヒットしましたよねぇ~。。
本作は全編人形劇。それを良い事に、グロエロゲロオンパレード。それでいて妙にキャラ設定とストーリーがしっかりしているという。。
動物一座のお話なんですが…
元看板娘で相手にされなくなった巨漢カバ
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オーナーの極悪ドスケベ、セイウチ
三流ゴシップ記者のゲスすぎるハエ
入団したばかりの純情派ハリネズミ
性病に苦しむ人気司会者ウサギ
映画監督のイモムシ
ベトナム戦争の後遺症でヤク中ワニ
何の動物か忘れましたがヨガを使う動物で顔が自分のアナルに入って抜けなくなったヤツもいましたね。。ご愁傷様です。
何だか『ディア・ハンター』や『サンセット大通り』あるいは薬師丸ひろ子の『セーラー服と機関銃』をも感じさせてくるれる詰め込み感。。
ただ1人、1匹ハリネズミだけがマトモであるのは、見ているコチラの平常心を保てる唯一の救いであります。
正直、万人受けの映画ではありませんが…スゴイ映画であることは間違いありません。
実話の映画のような最後の後日譚や[この映画は動物たちに危害は加えてません]のテロップなど80年代の発想にしては新しいなぁと思いました。
小さい頃に、間違ってコレを見なくて良かったなぁと安心しましたよ。。