人間もどき

ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…の人間もどきのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

要所要所でいいシーンはあるものの以下の2点がどうしても納得出来ずに、物語として没入出来なかったのがもったいねぇー!と脳内で叫びまくった作品

・リューモンの次期体調としての葛藤と成長
ここの課題を出してきたのに、後半でリューモンの指示や作戦で現状が良くなったり、逆転の決定打になる描写がなかったのがもったいない。ムラホシ隊長がそれこそ怪獣化させられて隊長奪還作戦をリューモンが提案して成功させるとか、せめてナイゲルに協力をリューモン側から提案するとかやりようがあったと思うのにただ状況に流されて、課題を乗り越える明確な描写がなく隊長におさまってるのがずっと引っ掛かってしまった

・ディナスの役割
カナタがデッカーとして復活する為の大事な存在だけど、どうにも活かしきれなかった点が悩ましい。
特にカナタが身を挺して託した言葉を結局果たすことなくカナタがデッカーに変身することになったので、言葉がペラペラになってしまう。
ディナスの「守りたい!」という気持ちがカナタの命を救うことで置き換えられている節があって本当にそれディナスのしたかったことなの?と疑問を感じざる負えない。
色んなシーンを描こうとメッセージの闇鍋が発生した結果、ディナスが劇場版デッカーで存在した意味も他の要素でごちゃごちゃしてしまったように思う
ディナスの影響もあってカナタは最後にあの選択をしたんだと思うけど、マジで物語が闇鍋で決め手がなんだったのか申し訳ないけどわからんかった……

次回作は作中の伝えたいことが絞られていたり、分かりやすいといいな……