気になってた映画！
いい意味でずっと"嫌"だった！全体に渦巻く得体の知れなさと、人間たちの気持ち悪い描き方が巧みすぎる。「地球上の幸せな人と不幸な人を足すとゼロになる」という陰謀論じみていながら狭いコミュニティでは蔓延しちゃいそうな考えのもと、明らかにおかしいことが目の前で平然と行われていくのはさすがに誰でも狂っちゃうよ……。孫以外のみんなが最初からヤバさを隠す気がないのがめちゃくちゃに怖いし、家族と意思疎通が図れないままどんどん状況が悪化していく流れも本当に気が滅入る。Jホラーに求める不快感（？）がマックスだった。
また、心霊系でもジャンプスケア系でもなく、異様なものがはっきり目に見える形で映されていたのが個人的に目新しくて良かった！ビジュアルのパンチがどの場面でも強いのも見応えしかなかったな🪡
あと俳優さんたちに関しては、古川琴音ちゃんの表情が怖がっているようにも笑っているようにも見える絶妙さで、監督から一番に名前が挙がったのが大納得だった。松大さんの雰囲気も良い。
全体を通して現代社会への皮肉をひりつくほど感じたけど、自分の理解力不足のせいで細かい部分が正直よくわからなかったので、他の方々の考察を拝読したいな〜と思いました！こういう邦画をいっぱい観たいなあ
