みなに幸あれのツクヨミのネタバレレビュー・内容・結末

非常識が常識な嫌な村で彷徨うホラー。
予告編にて日本ホラー大賞(第一回)なる章を受賞しなんか話題らしいので見に行ってみた。
まずオープニング、仲睦まじい祖母祖父と過ごす正直、家の中でのほほんと夕飯を食べてたらなんか違和感覚える展開→恐怖で目覚めて夢でしたタイトルバーン！な勢いはなかなか良かった。
まあ今作、そんな感じで度々ん？って謎な行動をするおじいちゃんおばあちゃんを見ていく映画になっている。たまたま帰省し祖父母と過ごすことになる娘なんだが、やけに異様な光景に不安を覚えつつ変な村の風習みたいなのに戸惑いまくる展開は流石に"ミッドサマー"を思い出した、てかパクリとか言われてもしょうがないくらいに。血の定めで抗えない感じとか特にアリアスターかよ。
しかしほんとに不快指数が高い現象のオンパレードで笑う、いやーな非常識風習みたいなのがいや普通でしょな感じで進んでいく不条理劇。なんとかそんな風習に抗おうめちゃくちゃ頑張ったりするんだが、ただもがくだけで抗えないのとかたまらん。ホラーとして怖いというか、やっぱり不快指数で見れちゃう嫌な話でしたなー。変な村系で"黄龍の村"がちょっとしたどんでん返しで変化しちゃうのがあれなんで、日本の変な村系映画はこれでええんちゃうか知らんけど。
ラストでやっぱり風習には抗えずニッコリ染まった古川琴音ちゃん、ミッドサマーのラストのフローレンスピューかよ。こういうのやっぱり好きだな。