筋肉モリモリマッチョマンの変態

みなに幸あれの筋肉モリモリマッチョマンの変態のレビュー・感想・評価

みなに幸あれ(2023年製作の映画)
-
ポスターが好き、タイトルの出方も好き〜。
最近流行りの不条理&不快ホラーでしたね。
古川琴音さんのビジュアルがすごーく良かった。
特徴的でクセになる可愛らしさ。
血塗れで雨に打たれるシーンはめちゃくちゃキマってるし以降右眼が赤くなってからは絵になりまくりで観てるだけでアガる。

序盤は純粋にホラーとして怖いシーンも多い!コレ子どもみたら田舎帰りたくなくなるなぁ、R15だけど。

幼馴染は序盤に「この後何があっても俺を信じてくれ」とかっこいいセリフ吐いて以降ずっと何もできてなくて笑う。あのセリフなんなんだよ。

不満点は不快シーンが脈絡なく感じてしまってわざとらしく感じたとこと、不幸せの上の幸せを過剰に説明し過ぎてる感、そもそも家にいるあの存在がそのものなのに。説明的なセリフだったり矯め過ぎた盆栽であったりいじめっ子だったりの象徴的な描き方とか過剰に感じたな。

おばあちゃんの棒読みっぷりは思ったよりノイズ。

最後どうなるんだとワクワクしたけどあの着地は好みじゃない〜。もっと破天荒な結末を期待した。

その後のラストシーンでもっかいタイトルがあの出方するのもくどく感じちゃったな。

ほんでも全体的にはすごく楽しめたし、まったく退屈しなかった。邦画ホラーは好きだけどハズレ多いから久々に楽しめて嬉しい。こういうのバンバン観たい!