ゆ

みなに幸あれのゆのネタバレレビュー・内容・結末

みなに幸あれ(2023年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます


救いやある程度の説明を求めてしまうのはお門違いなのだろうか。どうかJホラーにおける良し悪しの基準を教えて欲しい。

なんでもいいけど帰省する理由がしっくり来ず
、幼少期のトラウマがあるのなら尚更行きたくないだろ。しかも言う程田舎じゃない。あと人柱がいるモデルケースが「いる・いない」の2つしか出てこないのが不自然。なんとなく人類皆そうなんだよ?感を喫茶店の店員がテーブルに伝票を控えめに添えるみたく差し込まれる。

一つの家系に一人の生贄が必要であることが幸せの等価として描かれているけれど、本来は人ひとりに対して1人生贄が必要である方が腑に落ちる。生活過ぎて呪いというよりも歴史のほうが近い血族の話、主人公にはそこからの脱却をして欲しかった。蝕まれながら普通の涙と血の涙を流すところは好きだけど。

白いスーツケース=純真性・処女性を最初に示しきるのであれば、最後に黒のサイドバッグとか持たせとけよ、とか思う。

弟はただゲームやってただけなのに顛末が描かれず不憫。死んでんじゃんっていう。
ゆ