祖父母に会いに田舎へやってきた看護学生の話。
久しぶりに訪れた祖父母の家、温かく迎え入れられたが、その家の中に奇妙な存在を感じていく展開。
これはなかなか怖いホラー作品だった。
ビックリ系とか幽霊系とかじゃなく、キモさと疎外感を煽られる、イカれたような怖さ。
舞台となるのはとある村だが、こじんまりとした村じゃなく、その辺にありそうな至って普通な田舎町な感じ。だからこそ余計に怖かった。
不幸があるから幸せがある、幸せをテーマにした、極端すぎるくらいの哲学さを秘めた作品。
社会は理不尽というけど、そんな言葉がぎっしり詰まったような作品でした。
ラストはもう溜め息しかでない笑