約1ヶ月半ぶりの劇場鑑賞がチョー地味な日本映画。たまには日本の新人監督の作品も観てみたいって思ったんだけど、奈良の山奥でホームドラマっていったら真っ先に「萌の朱雀」を思い出すなあって思ってたら、その…
>>続きを読む"親父は?"
"いいひんよ、軽バンないやろ"
詩的な、という感想も可能であろうが、個人的には、ちくちくと肌を刺す、とても現実的な演出表現を感じた。
奈良県川上村。静かに静かに流れゆく人々の営みを…
長編商業デビュー作となる村瀬大智監督の映画では、奈良県南東部の山々に囲まれた過疎化が進む静かな集落を舞台に、存続の危機にある旅館を営む或る家族の姿を四季を通し、その過去、現在、未来が描かれていく。
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2年前の9月、なら国際映画祭でのプレミア上映後、ようやく一般公開となった本作、奈良県は吉野の川上村を舞台とした詩情あふれる逸品である。
そもそも敬愛する堀田眞三さんが、自身のSNSで川上村で映画の…
旅館の宴会の席を隣の建物から見下ろしているあのカット。人も時間も空間も、静かに通り過ぎてゆくだけで、分からないことだらけだった。常に自然と隣り合わせであるが故に、表情や言葉では解決できないことの方が…
>>続きを読む地方にいること、居座るのか否かを考えること、家族に対しての思い…が「霧」で表現されていて、「もやがかかった」を実感できた。
私は起承転結がある映画が好きだから、今回は全体的に暗かった…。
行ったこ…
こういう「この意味はあなた方で考えて下さい」「心情を汲み取って下さい」が前面に出てる作品は、どうしても制作者の驕りのように感じてしまう。話してる人の顔を写さなかったり会話の途中で切ったり、これではま…
>>続きを読む作品を通して見せたいと願ったであろう美しさに共感した。日々の積み重ね、商業的とされるものとの関係、自然と人との営み。語らない娘が良かった。
作為を感じさせないようにしようとする作為みたいのが、ところ…
©2023“霧の淵”Nara International Film Festiva