KT77

霧の淵のKT77のレビュー・感想・評価

霧の淵(2023年製作の映画)
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来る人がいれば出ていく人もいる、建物も朽ちていくし変わっていく。でも、自然は以前と変わらないまま。霧の中にひっそり佇む小さな集落、あの旅館は、大自然の中の淵なんだろうか。

時折挟まれる集落の最盛期(昭和30〜40年代か)と思われるときを実際には知らないイヒカは、今の寂しい集落を見て何を思うのか。出ていくのか、留まるのか。

日本の原風景とも言うべき山林の大自然の中、静かに穏やかにゆっくり時間が流れていく。良い作品でした。
2024-20
KT77

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