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霧の淵のピポサルのレビュー・感想・評価

霧の淵(2023年製作の映画)
4.2
山間部の霧に包まれたその環境もあってか、人間と自然の境界線が曖昧になるような感覚があった。イヒカの母も旅館を継続するか街に戻るか、自身のこれからを決めあぐねている。全体を通して心地よい揺らぎみたいなのを感じた。母との会話で大人の曖昧さ、決めきれなさを実感するイヒカがよかったし、古い家屋でシゲの存在を感じる夢の中のようなシーンもよかった。
村や住民と協力しながら作り上げていく映画ってめちゃくちゃいいな。朝日館マジで行ってみたい。
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