心地の良い「静」を感じられる映画
同じ場所で固定された映像でも、序盤の咲と女将さんの会話場面の直後に父親が来た時の空気の変わり方やイヒカと咲の食事シーンが連続で流れるシーンなど場の作り方が上手だなと思った。
作中で川の淵は、ずっと溜まってはいれず入ったり出ていったりする場所だとシゲ兄が言っていたが私には村のことをいっているようにしか思えなかった。そのうえで出ていく人ばかりの村のことをイヒカはどう思ったのかな。
ここは賛否が分かれそうだけど、殆どの場面で重要なことを言葉ではっきり示さないのも私は霧みたいで良かったと思う。
全体的にわたしの好みでした。
