ころん3

波紋のころん3のレビュー・感想・評価

波紋(2023年製作の映画)
3.4
初見時は、じっとりとした気色悪いカルト映画かな?とか思ったけど見たあとだと、印象が変わった(一部のシーンを除けば)荻上作品らしからぬ映画だった
以外に良かった

たぶん荻上さんは近年のカルト映画やスリラー映画を参考にしてるんだろうな…と思わせるような描写、シーンがあり見応えもあった
特に変な踊りと呪文のような祈りはコミカルさがあった(たぶん参考にしてるのは何とかクソサマーだな間違いない!激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム)
それでも荻上作品らしさは所々にある
宗教描写とか、
変な台詞を喋るヤツがいる、
口論になるとキャラが水面に立ち波紋が広がっていくシーン、
息子の彼女が障がい者なんだけど、差別する、
猫の扱いが雑、
父親の趣味がガーデニング、
急に踊る、
etc...

この映画で好きになったキャラは掃除のおばちゃんと息子
掃除のおばちゃんは主人公にアドバイスしてた
息子は母親がなぜ宗教にハマるようになったか、家出した父親が戻ってくるまでの出来事を説明してくれたからストーリーの解説役として良かった

気になった場面は、
息子を見送ったあと、フラメンコを踊るシーンの雨、なんで晴天なん?
雨雲がないやん!どうなってん!?
あと細かいことにはなるけど、息子がソファーに寝っ転がっているシーンで、テレビのニュースを聞きながらスマホ見てるんだけど、スマホの画面が写ってないやん?
なに見て両親と会話してんねん!?
父親が「デマやろ」みたいな話してんのにどこのサイト見ながら話てんの?なんやこの息子!?
広告だと父親殺すんかな…って思ったけどそうじゃなかった
ころん3

ころん3