新興宗教にハマっていく主婦依子。そんな彼女のもとに失踪していた夫が帰ってきた。癌を患って…
筒井真理子さんのどす黒い感情を抑える演技素晴らしい。日々生活してるとああいうふうになることある。大声で怒鳴りつけたいけどなんとか抑えるあの感じ。そして、宗教への傾倒や同僚との愚痴等々でガス抜きしながら生きていく依子。
依子に次々に襲いくる困難は、多かれ少なかれ、人生で誰しもが経験していくことだと思う。そういう世代に差し掛かろうとしている自分は、すごく共感してしまいました。
ラストシーン。印象的な赤。ずっと抑えていた何かを発露させる表現が好きでした。